映画「エクソシスト」

ストーリー

マックス・フォン・シドーがアメリカにその名を知らしめた作品といえば「エクソシスト」です。この作品は1973年に製作されたアメリカ映画で、ホラー作品でありながらアカデミー脚色賞を受賞した傑作です。ウィリアム・ピーター・ブラッティの同名小説を原作とした本作は、少女に取り憑いた悪魔と、キリスト教神父の悪魔祓い=エクソシストとの壮絶な戦いを描いた作品で、リアルに描かれたショックシーンが話題を呼び、世界中で大ヒットしました。公開から40年以上経過した現在でも高く評価されている映画です。

イラクでの遺跡発掘を調査していたメリン神父は、悪霊パズズの像を発見します。それは、十年前にアフリカで彼と死闘を交えた悪霊でした。メリン神父はパズズとの再戦が迫っているのではと感じます。所変わってアメリカ合衆国ワシントン。女優のクリスは、映画撮影のため一時的に借家住まいをしていましたが、毎晩のように屋根裏から響く奇妙な音に悩まされていました。ネズミの仕業だろうと気にしないようにしていたクリスでしたが、まもなく1人娘のリーガンに異変が現れます。邪悪な響きを帯びた声を発するようになり、可愛らしかったその顔も悪魔のそれに豹変していきます。リーガンの荒々しい言動は日を追って激しくなり、ついには精神科医にも匙を投げられてしまいます。その矢先、クリスの友人であるバーグ監督がクリス宅で惨殺される事件が起こります。キンダーマン警部補が捜査に乗り出しますが、そんな中悪魔はリーガンに十字架で自慰行為をさせ、バーグの声を使ってクリスを嘲笑します。娘が悪霊に取り憑かれたと知ったクリスは、カラス神父に悪魔祓いを依頼しますが、神父はそれを信じません。しかし、リーガンの腕に刻まれた“ヘルプ・ミー”という文字を見つけ、カラス神父も悪魔祓いの儀式をする事を決意します。悪魔祓いの儀式の主任にはメリン神父が選ばれ、助手としてカラス神父も参加することとなりました。二人の神父はリーガンを救うため、悪魔との壮絶な戦いに挑みます。

キャスト

  • リーガン・マクニール・・・リンダ・ブレア
  • クリス・マクニール・・・エレン・バースティン
  • デミアン・カラス神父・・・ジェイソン・ミラー
  • ランカスター・メリン神父・・・マックス・フォン・シドー
  • キンダーマン警部・・・リー・J・コッブ
  • ジョー・ダイアー神父・・・ウィリアム・オマリー
  • シャロン・・・キティ・ウィン
  • バーク・デニングス・・・ジャック・マッゴーラン
  • クライン医師・・・バートン・ヘイマン
  • カール・・・ルドルフ・シュンドラー
  • ウィリー・・・ジーナ・ペトルーシュカ
  • タニー医師・・・ロバート・シモンズ
  • チャック・・・ロン・フェーバー
  • メアリー・カラス・・・バシリキ・マリアロス
  • バズズの声・・・マーセデス・マッケンブリッジ

スタッフ

  • 監督・・・ウィリアム・フリードキン
  • 原作・脚本・製作・・・ウィリアム・ピーター・ブラッディ
  • 製作補・・・デイヴィッド・サルヴェン
  • 製作総指揮・・・ノエル・マーシャル
  • 音楽・・・マイク・オールドフィールド、ジャック・ニッチェ
  • 撮影・・・オーウェン・ロイズマン、ビリー・ウィリアムズ
  • 特殊メイク・・・ディック・スミス
  • 特殊効果・・・マルセル・ヴェルコテレ
  • タイトル・デザイン・・・ダン・ペリ
  • 編集・・・ノーマン・ガイ、エヴァン・A・ロットマン、バド・S・スミス

アカデミー賞受賞とノミネート

受賞

  • 脚色賞・・・ウィリアム・ピーター・ブラッティ
  • 音響賞・・・クリス・ニューマン、ロバート・ニュードストン

ノミネート

  • 作品賞・・・ウィリアム・ピーター・ブラッティ
  • 監督賞・・・ウィリアム・フリードキン
  • 主演女優賞・・・エレン・バースティン
  • 助演男優賞・・・ジェイソン・ミラー
  • 助演女優賞・・・リンダ・ブレア
  • 撮影賞・・・オーウェン・ロイズマン
  • 編集賞・・・ノーマン・ゲイ、バド・スミス、ジョーダン・レオンドポウロス、エヴァン・ロットマン
  • 美術賞・・・ビル・マーレイ、ジェリー・ウンダーリヒ

感想

一番怖かったホラーと言えばこれ、エクソシストです。中学生くらいのときに見たせいもあるかもと思い、最近見直してみたのですが、やっぱり怖かった!結末もあらすじも知っているのにこの恐怖感。リーガンに悪魔が憑いたショック状態の時の演出は、公開から40年経ったいまでもホラー映画で最高峰といえる出来だと思います。首が180度ぐるんと回ったり、ベッドが浮いたり壁が壊れたり。とにかくもう見ていられないくらい怖い。夜中にトイレに行けなくなること請け負いです。さらなる恐怖を体験したい人には、ディレクターズカット版をオススメします。あの伝説のスパイダーウォークが観られます!夜中に1人で鑑賞していたら怖すぎて漏らす自信ありです。また、この映画のいいところはただ悪魔の恐怖を描いているだけでなく、娘の突然の変化に戸惑い悩む母親の姿や、自身の信仰心に疑念を抱く若き神父の苦悩などの人間模様がしっかりと描かれているところにもあります。ホラーとしてだけでなく、ヒューマンドラマとしても完成度の高い作品です。部屋のカーテンを閉め切って、真っ暗な部屋で鑑賞することをオススメします!